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Idle Moments 無為の時々

呼吸するように、撮り続けたい。

五十 



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子供の頃、五十歳男性といえば「おじいちゃん」の類だと思っていた。
自分の祖父は私が生まれる前に亡くなっており
「おじいちゃん」と呼べる人が身近にいなかったので
イメージがうまく出来なかったせいかもしれない。
まあ磯野波平さんのような感じだろうと
タラちゃんくらいの頃は何となく思っていたのだった。

それにしても、五十になった自分の姿など思いもつかなかった。
五十の誕生日を迎えた今も、
半世紀も生きているなどという実感が全く湧かない。

そういえば実際、同い年で「おじいちゃん」になっている人もいる。
髪が多少白くなったり薄くなったりはしていても
元気で若々しいおじいちゃんたち。
そう思うのは同い年だからで、子供の目から見れば
やっぱり波平さんなのだろうか。
それにしても、
孫と戯れる同級生もいるというのに、
うちの下の娘はまだ幼稚園生で、
未だ日曜日は親子そろってサザエさんを見て笑ってたりする。
まだまだ先は長い。

「五十にして天命を知る。」と言われるが、
自分が五十になってみて、
天命どころか
全く成長のなさを思い知らされる今日この頃である。



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先週買ったCD

●STRANGE MERCY / ST.VINCENT

バーン氏との共演で気になったのでアルバムを買ってみました。
挨拶代わりの1曲目から、2、3、4曲と凄い曲がどんどん続きます。
ラストの「YEAR OF THE TIGER」まで名曲ぞろい。
多彩でインパクトのあるギターリフ、
やや東洋的な旋律が見え隠れするメロディライン、
プラスティック製透明感と都市的気怠さをミックスしたようなヴォーカル、
スパークスmeetsグランジなポップセンス、
もうはまりまくりです。
特に4曲目の「SURGEON」のイントロを聴くだけで
いつも蕩けてしまいます。


●TEMPEST / Bob Dylan

歌詞を読みながら聴く、ということをほとんどせず、
ただただ音楽を聴くだけの私にとって
ディランはいまいちよくわからない人なのですが、
(それでも結構古いアルバムは持っている。)
71歳の新作は、
サビのない繰り返しが続くシンプルな楽曲が多いにもかかわらず
迫り来る説得力を感じます。
聴けば聴く程味が出る(発見がある)本作、
もう少しガッツリと聴き込んでみたいと思います。



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先週読了した本

●ビートルズ解体新書(中山康樹)

ジョンやポールだけではなく、リンゴやジョージの視点からも
楽曲やサウンドを再検証した本書を片手に、
久し振りに「アンソロジー」シリーズを聴いてみると
聴き慣れた曲もどこか新鮮に感じます。
映画「レット・イット・ビー」の屋上コンサートには
実はオリジナル(当時未公開のゴダールの映画)があった
という話はこの本で初めて知りました。



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先週買った写真集

●夜間飛行(野村佐紀子)

古本屋で見つけました。
作家は、アラーキーに師事し、主に男性ヌードを中心に作品を展開されています。
スパイカメラを使って、わずかな光源で撮影された全裸の男、空港、街並み…。
黒くてノイジー、かつ静謐な写真の数々に
つい目を凝らして見続けるのが癖になりそうな一冊です。


●Bye Bye Photography(森山大道)

日本写真史に残る超名作「写真よさようなら」のリメイク版。
町口覚氏が造本を手がける新書サイズのDAIDOシリーズもついに8作目となりました。
前述の野村氏の作品集もそうですが
スタイルとしてのアレ・ブレ・ボケではなく
写真の在り方、あるいは表現力やその質感を
極限まで追求した純度の高さが感じられます。



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( 2012/10/28 23:38 ) Category Weekend column | TB(0) | CM(0)
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