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Idle Moments 無為の時々

呼吸するように、撮り続けたい。

記録について 



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部屋のラジカセが壊れたので買い替えることにした。
「ラジカセ」と言っても、さすがにカセットはなくて、
CD、MD、ラジオが聴けるものだったけど
とうとうCDプレーヤー部分が故障してしまった。
99年製。既に10年以上使っていることになる。

思えばこのラジカセ(という単語はもう死語か)、
そもそもギターの練習用に買った。
バンドで作った曲をMDにダビングもした。
その後、英語の勉強でもずいぶんお世話になった。
毎朝のラジオ講座をMDに次々録音した。
勉強が追いつかず、溜っていくMDソフトを眺めながら
後ろめたい気持ちに苛まれていたことが
つい最近のことのようである。
いつしかMDを聴くことも英語の勉強をすることも
ほとんどなくなってしまっていたけど。

CD以外はまだ使えるのだから廃棄しなくてもいい。
処分してしまうとMDの再生装置が我家から姿を消すことになるし
それは人生の記録の一部が消えてしまうことを意味する。
しかし、そうやってガラクタのようなモノが
どんどん増えていってしまうのはいかがなものか。
カセットテープ、VHS、8ミリビデオ、LD、そしてMD。
恐らく普通の電器屋さんではもうそれらの再生装置は手に入らない。
うちだと、結婚式の記録も、若い頃のバンドのライブや宅録の一部も、
もう見たり聴いたりできなくなる。
そう思うと捨てられず、部屋のあちこちに使わないハードやソフトがあふれかえる。

それにしても、
何かの記念に記録をするときや、パッケージソフトを買うときは
生涯保証されているとは思わないまでも
まさかたった10年で使えなくなるとは予想できなかった。
そういうものはデータ化すればいいのだと言われるが、
結構な量のそれをいちいちデータ化するなど
仕事でもないかぎりなかなか出来るものではない。
(そういえばパソコンを使って間もない頃
記録用に使っていたMOも今では再生できない。)
私が「記録」ということに冷淡になってしまうのは
こういうことが続くからである。

今度買い替えた機器は、結局ミニコンポにしたのだけれど
(なんと2万円弱で買える!)
CDとラジオが聴けて、i-podのドックが付いている。
しかし、i-podを単独で持つ人は減り、
i-phoneの端子は5から規格が変わったので直接つながらないという。
買っていきなりこの調子だから
やれやれと思わずにはいられない。



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先週読了した本

●LA・ジャズ・ノワール(中山康樹)

ジャズ正史では、ニューオリンズで生まれたジャズが、
シカゴ~カンザスシティを経てニューヨークに住みついたように映り、
「ウエスト・コースト・ジャズ」について語られることは少ない。
「異形」を生み出す西海岸のジャズにスポットをあてた本書は
ジャズ史の真実を暴く一つの試みといえるでしょう。

スターの実態は、重度の麻薬中毒者にすぎなかった。
そして一般に称される「ウエスト・コースト・ジャズ」とは、
そのジャンキーに白いTシャツを着せ、海辺に連れ出し、
陽光の下に立たせ、あたかも健康体であるかのように装った
「虚構」としての側面をそなえていた。
それは「不健康なまでに健康的」なロサンゼルスという都市に
最も似つかわしいサウンドトラックだったのかもしれない。




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( 2012/11/04 10:40 ) Category Weekend column | TB(0) | CM(0)
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